研究テーマ

テーマ1:生分解性ナノ粒子の作製

 弊社は横浜国立大学との共同研究成果を活かし、カチオン性とアニオン性の生分解性高分子材料を用いることで、多種多様な生分解性ナノ粒子を作製してきた。弊社独自の技術でより安価な作製方法を確立し、量産技術の最適化により、今後癒着防止膜や幹細胞の培養素材として、幅広い応用が期待されている。

 

テーマ2:多孔質シリコン負極材の開発

 次世代高容量リチウムイオン電池には、シリコン系負極材が期待されているが、充放電に伴う体積変化が激しく、大量使用にはハードルが高くなっている。弊社が特殊な製法を用い、多孔質シリコン材料の開発にチャレンジしている。

 

テーマ3:ハードカーボン材料の開発

 ナトリウムイオン電池の負極材として、ハードカーボンが期待されている。安価且つ高容量の素材を創出するために、弊社が樹脂、石炭、生物由来の材料をベースとし、新規材料の開発を試みしている。

 

テーマ4:酸化物系固体電解質の最適化

 固体電解質の開発が近年に注目され、弊社のLLZOのような酸化物系固体電解質材料の最適化を行ってきた。結晶性、Li伝導性が高い材料を試作でき、研究用途で少量出荷し始まった。